ハイコーフェス9
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【フライヤー配布開始しました】(澁谷くんのコメント付きです)

ハイコーフェス最後のフライヤーが澁谷くんから納品されてしまいました。

こちらがついに昨日より配布開始となったたハイコーフライヤーの全貌です。イカれてますね。

なかなか完成しないフライヤーに痺れを切らして何度も様子を伺いに来てくれた皆さんもいましたが、

澁谷くんが8月になるまで勿体ぶって納品を遅らせたのは、

これで終わりにしたくないって澁谷くんの想いがちょっとくらいあったのかなーって気もしてて、

いつも凄い気合いを入れて作ってくれますが、今回ばかりは念が入ってましたね。

重みが違うと言うか、梱包のダンボールからしてグンバツ(抜群)に良いんです!

ボク以外誰が見る訳でもないダンボールにこんな風に想いを込めてくれるのは、

これこそ平井さんの石鹸の歌詞にある「意味のない事でこんなに楽しい気分になれるなんて素敵じゃないか?」ですよね、

これこそロックンロールですよ!

ハイコーフェスの進藤くんってなんでも言葉にしないと大袈裟にしないと気が済まない性格で、

別に「凄い!」とか「偉い!」とか「頑張った!」とか褒められたい訳じゃなく、

ボクの友達がどれだけハイコーフェスを想って続けてくれていたのか、

ボクらにしてみたら9/30だけがハイコーフェスじゃないって、そんな「どうでもいい話」を少しだけ皆さんに届けたいと思いました。

ボクらの最後のハイコーフェスは、もう始まってるし、もう終わり始めてて、

なので、せっかく最後なんだから澁谷くんにフライヤー制作秘話を書いてもらったのでどうか読んで見てくださいね!

 

なんでもパパッとで済んじゃう時代にね、

正直イチイチめんどくさいかも知れませんが、これも「ハイコーフェス」なのでどうか読んで見てください!

ちょっと強めに言わないと届かないかもなので、むしろ「読めよ!」です!

あ、そうだ!泣いちゃう人出るかもだから、ハンカチかティッシュを片手にね!

(ただし、ティッシュを片手にシコシコ泣いたらダメですよ!シコシコ抜いたらもっとダメです!)

 

以下、澁谷くんからのコメントです!

多分もしかしたらね、澁谷くんがハイコーフェスにコメントを書くのもこれが最後なのかもね、

そんな事をちょっとでも想いながらね、読んでくれるあなたはサイコーですよ!

 

 

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【最後のハイコーフェスフライヤーデザインの話】 

 

2018年夏、この異常なアツさの中

最後の「ハイコーフェス」フライヤーデザインが、アツ苦しくも燃え尽きて終わりました。

 

自分にとって正しく言うと、終わってしまいました。短い夏が終わってしまいました……

そう、そんな感じ。

 

WEB上でハイコーフェスの告知が開始されたのは7月1日のこと。

それに遅れること一ヶ月経って、やっと完成したフライヤーデザイン。

「ハイコーフェスのフライヤーってまだですか?」

「ハイコーフェスのフライヤー遅くないですか?」

みたいな周りからの厳しい声も聞こえてきていた中、

さすが、実行委員長の進藤君もHP上にそっと書いてくれていましたが、

僕は、今回のフライヤーが完成してしまうということが、正直嫌でした。

スペインにあるガウディの「サグラダファミリア」みたいに

いつまでも完成しない、いつまでも未完成のままの、いつまでも息付いているような

そんなハイコーフェスのフライヤーであってほしい、そんな生意気な気持ちでした。

 

でも、デザインが始まったからには、終わりがきちんと待っていて。

それは「締め切り」とか、「FIX」とか、

そんな薄っぺらい言葉で表現できるような「終わり」ではなくて、

自分の中での一つの「大きな諦めという覚悟」でした。

そのためには、何度も何度も一度作ったデザインをぶち壊して、

また新しく作って、またぶち壊して、そんなことを繰り返さない限り、

「大きな諦めという覚悟」は自分の中に炙り出せませんでした。

 

こんなこんなで、ハイコーフェスの実行委員会のみんなにも

迷惑をかけていることは十分に自分の中で自覚していたし、

その一方で「ロックの勝手だろ、馬鹿野郎! まだまだやらせろ!」みたいな

そんな正直な気持ちで、諦めきれない一ヶ月のフライヤーデザインの時間を

独り占めした、最後の夏でした。

 

 

ここHP上には「フライヤーデザイン」と分かり易いように

カテゴリー分けして書いて紹介はされていますが、

今回の最後のフライヤーに関して、自分の中では、

その辺のイベント告知チラシと同じにされちゃあ困ると思っていて、

ぶち壊しては、新しく作ってというその過程の中で、

もしかしたら、これは自分の中で「フライヤー(チラシ)?」としてデザインしていないのでは……

もしかしたら、これは「フライヤー(チラシ)じゃない、別のものなのではないか?」

なんて、そんなふうに気付き始めたんです。

 

だって、過去8回のフライヤーメインビジュアル全てを

押し付けがましく並べたイベントのフライヤーデザインなんて、

もう過去の想い出を振り返るだけの、女々しい「想い出アルバム」みたいなものでしかなくて。

関係者以外の人にとっては、どーでもイイ情報かもしれないし、内輪ノリのウザい情報かもしれなくて。

もう、今回のこのフライヤーというか、この「想い出アルバム」みたいな紙切れは、

勿論、9月30日当日、たくさんの人たちにあの奇跡の場所に来てもらいたいがために作ったものだけど、

もしかしたら、これまでハイコーフェスに関わってくださった

全ての方々への「感謝のラブレター」みたいなものだと、自分の中では確信しているんです。

 

これまでハイコーフェスに出演してくれた人たち、運営に協力してくれた人たちみんなが

いろんなこれまでのことを「ロックの勝手だろ」っつってキレイさっぱりして

9月30日、あの場所に全員集まってくれたりなんかしたら、

どんなにスッキリサッパリ、ハイコーフェスに諦めがつくことかと。みんなで卒業して、はい解散って。

だからこそ、フライヤー完成間近のギリギリになって、実行委員長の進藤君には無理言って、

「これまでハイコーフェスに出演してくれた人たちの名前全てフライヤーに載せた方がいいと思う」

なんて、レイアウト的にももうガッチガチに固まってきた段階で無謀なことを言い始めて、

また、ぶち壊そうとする(正しくは、詰め込もうとする)自分の気持ちは、

もう止められなかったし、とても気持ちよく清々しかった。

ハイコーフェス実行委員会なりの「締め切り」とか「FIX」とか、どうでも良かった。

 

そんなこんなの想いが溢れて

どうしようもなくなった先に刷り上がってしまった今回の「想い出アルバム」みたいな紙切れ。

印刷所から納品になった段ボールの塊2つ(中にはフライヤーが3000枚)を、

ただそのまま受け流すかのように、疲れ果てた業者のごとくgomashio-kitchenに届けるなんて、

そんな気持ちの入っていない行動だけはしたくなくて、

いよいよ、段ボールにまでマジックで自分の想いのたけを殴り書きしてね。

いや、ほんと、もう馬鹿だし、これが諦めという覚悟をした人間がする、

ギリギリの火事場のクソ馬鹿なんだろうなって。

そんな段ボールに30分ちかく時間かけてマジックで落書きしてる暇あったら

何か一つ別の仕事して、きちんと家族のために生活費稼げよって話しになってしまうのが普通だから。

 

僕らハイコーフェスは、いよいよ自分自身一人ひとりが廃人になって

「ハイコーフェス」になって、終わらせなきゃいけないんだよと思います。

PLUTATAのゆーにゃんが言っていた「祭りってのは、俺はここに居るよ」ってことだなって。

もう「ハイコーフェス」は、ただの音楽フェスでも、音楽イベントでも、なんでもなくて、

「ハイコーフェス」は「自分」っていう存在の塊、ただそれだけなんだと思います。

あとは「自分」一人ひとりがそれぞれの覚悟をもって終われたら、いよいよその時でいいのだと思います。

 

 

ということで、最後はさらっと書いて「ハイコーフェス」バイバイと思ってましたが、

やっぱり、進藤君はじめハイコーフェスは、こんな淋しい、女々しい、ウンコみたいなクソの塊なので

今までどおり素直に、自分に正直にダラダラと自分の言葉を吐き捨てて

ハイコーフェスのフライヤーデザインに「バイバイ」の挨拶としたいと思います。

 

9年間、デザインをありがとう、ハイコーフェス。くたばれ!

 

 

 

追)ハイコーフェスのフライヤーをその辺にくしゃくしゃにして捨てたり

  一枚でもゴミみたいに無駄にする人がいたら、

  実行委員長の進藤君はやさしいから許してくれるかもしれないけど、

  僕が絶対に許しませんから。ボッコボコにしてやるから、そこんとこ、夜露死苦!

 

                             ハイコーフェスデザイン担当 澁谷和之

 

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ご覧のとおりで、澁谷くんは去年もバカなフライヤーを作ってくれましたが今年もバカですね!

想いがパンパンに詰め込まれた「最後」に相応しいとにかく凄い自信作が完成していますので、

読み応え抜群の3つ折り両面印刷はお友達へのお土産に最適です!

今日から3000枚、さっそくゴマシオでは鬼の如くで皆さんに配りまくりですので、受取拒否厳禁でどうか隅々までご覧くださいね!

 

正直ね、フライヤーだって凝れば凝るほどお金もたくさん掛かるんです。

ハイコーフェスなんてお金がないんです。

でね、ハイコーフェスが赤字になれば、澁谷くんはいつも全額自腹で払ってくれています。

んでね、ハイコーフェスって毎年決まって赤字です、赤字なのにやりたい事を全部やるんです。

フライヤーだってね、「たかがフライヤー」ですよ、情報さえ分かればいいだけの「たかがフライヤー」です。

でもね、これが全部「澁谷くんのボクのハイコーフェス」で、「自分だけと張り合ってる意地のような何か」で、

こうなってくると見てくれる人の向こう側にいる自分との戦いですよね、やらなきゃ自分に負けた気になるんです。

年に一度だけせっかく「くだらないこと」をして遊べるチャンスなのに、「やりたい事」を出来なくなったら「ただの仕事」で、

なので、この「たかがフライヤー」の中には「澁谷くんの面白い」が詰まっているから、澁谷くんのためにもハイコーフェスに集まってくださいね!

最後だから最後くらい一緒に面白がってください!

 

と言うことで、1回発表しておこうかな、今日現在で前売りチケット予約者数は88人で、

去年に比べるとかなり厳しい立ち上がりですがフライヤーも届いたしガンガン行くっきゃないです!

まだまだチケット完売まで気が遠くなるくらいに頑張らなきゃいけませんが、とにかく頑張るだけですね、

オレ頑張るので超頑張るので最後まで応援よろしくお願いします!

 

まだまだフライヤーも手元にありますので、置いて頂ける場所や店舗などをご存知の方はぜひぜひ教えてくださいね!

とにかく配っても配ってもまだまだたくさんありますからね!みんなで配りまくりましょう!みんなで配れば怖くないです!

 

あ、そうだ!最後にスゲー口悪い事書いて良いですか?

ハイコーフェスが終わる事、一部のロックンロールたちからは、

「終わるなんてそんなのロックンローじゃねえー!」って嘆きの声があるそうですが、

どうせ最後なんだから、「最後くらいハイコーフェスに来て直接ボクに言ってよ!」って想ってます!

全然ケンカを売りにでも良いので、余裕で全部買うので、どうかハイコーフェスに来てください!お願いします!

じゃないと「ボクのロック」が「そんなの悔しくて悔しくて死に切れないよー!って叫んでます!

ハイコーフェスがロックだったのかロックじゃないのかは、見にきてから決めてください!本当にマジでお願いします!

 

とにかく燃え尽きて燃え尽くさなきゃね! 消え去るより燃え尽きた方が良いんだから!

 

 

今日はデリシャの紹介文を仕上げようとしてたんだけど、

ついつい澁谷くんの紹介文をバカみたいに書きすぎたら胃が痛くなって来たのでここらで寝ます!

でも澁谷くんも当日まではハイコーフェスの出演者だから仕方ないよね!書きたいんやー!

デリシャはまた明日書きます!明日はきっと書く!オレはそういう男!

気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!